カラコンの素材ってなに?安全なカラコンの選び方
実はカラコンといっても、使用されている素材はさまざまあります。
今回はそんなカラコンの素材に注目し、安全にカラコンを選ぶためのポイントをご紹介します。
まずコンタクトにおいては、大きくソフトコンタクトとハードコンタクトに分かれています。
ただしカラコンはすべてソフトコンタクトに分類されます。
ソフトコンタクトは柔らかく装着しやすいだけではなく、ズレにくいというのも特徴の一つ。
多くの場合はHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)という素材が使われています。
水分を含ませると、スポンジのように柔らかくなるといった特徴を持っている素材です。
そしてカラコン自体に水分が含まれており、この水分を通ることによって目に酸素を供給することができます。
しかし高含水のカラコンは目が乾きやすくなるというデメリットも。
水分が含まれていると聞くと、逆に目が乾きにくくなるのではと考える人が多いのですが、それは逆なので注意しなければなりません。
長時間使用していると目が乾燥して痛くなってしまったり、柔らかいので壊れやすい点にも注意が必要となるでしょう。
そんなHEMAのデメリットを抑えた新しい素材がシリコーンハイドロゲルです。
最近発売されている新作のカラコンは、HEMAではなくシリコーンハイドロゲルを使用した物が多くなってきています。
シリコーンハイドロゲルは水を含ませて酸素を透過させるのではなく、素材自体が酸素を通すことができるのです。
そのため、HEMAに比べて酸素の供給率が高く、より目が疲れにくくなりました。
柔らかく壊れにくいため、非常に使い勝手が良いです。
ただしHEMAに比べて硬さがあるため、とにかく柔らかいカラコンが良いという方には向かない可能性もあります。
結論として特にカラコンを使用していると目が乾いて辛いという場合は、HEMAや他素材のカラコンを使っていないか一度チェックしてみてください。
その場合は、シリコーンハイドロゲルを使ったカラコンに切り替えるのがおすすめです。