カラコンの洗浄液の選び方と使い方
カラコンは、目に直接触れるものです。
長時間装用していると、レンズにタンパク質や皮脂などの汚れが付着します。
これらの汚れを放置すると、眼のトラブルになる可能性があります。
そこでコンタクトレンズの洗浄液は、レンズについた汚れをしっかり落とし、清潔な状態を保つために欠かせないアイテムで、カラコンだけでなく一般的なコンタクトレンズでもワンデー以外を使う場合には必須アイテムになります。
洗浄液は、大きく分けて3種類があります。
MPS(多目的洗浄液)は洗浄、すすぎ、消毒、保存が1つの液でできるオールインワンタイプです。
最も一般的で、初心者の方にも扱いやすいのが特徴です。
過酸化水素タイプは、強力な殺菌力があり、タンパク質汚れも効果的に除去できます。
しかし、中和剤が必要で、少し手間と時間がかかるのがデメリットです。
タンパク除去剤は、レンズについたタンパク質汚れを重点的に除去する製品です。
MPSや過酸化水素タイプの洗浄液と併用して使うのが一般的なので、常に2種類準備しておかなければいけないデメリットがあります。
カラコンを含めてコンタクトレンズは、使用している素材や種類によって、おすすめの洗浄液が異なります。
眼が乾燥しやすい人やアレルギー体質の人などは、低刺激性の洗浄液がおすすめになります。
洗浄方法は、こすり洗いが必要なタイプやつけ置きだけでOKなタイプなど、さまざまな商品があります。
一般的には、指でレンズのふちをしっかりつかみ、優しく取り出します。
レンズケースを流水で洗い、清潔な状態にし、レンズを手のひらにのせ、洗浄液を数滴たらします。
指で優しくこすり洗いを行い、その後、十分にすすぎ、レンズをケースに入れます。
洗浄液が残っていると、目に刺激を与える可能性があるので、一定時間のつけおきが必要なものは指定された時間は装着しないようにします。
洗浄液は、カラコンを清潔に保つために重要なアイテムです。
自分の眼に合った洗浄液を選び、正しい方法で使用することで、快適にカラコンを楽しむことができます。